最近風景を撮ることが増えてきました。
いいですよねー。風景。日本は美しい。
その中で、『手前から奥までピントを合わせた写真を撮りたい。』と思うことがよくあります。
絞ることで被写界深度を深くすることはできるんですが、それでも手前がボケたり、奥がボケたりししてしまった経験があるのはぼくだけではないはず。
そこで、今回はPhotoshopを使った被写界深度合成というテクニックを試してみました。
ぼくは、これまでPhotoshopに本当に苦手意識があって、全く使ってなかったのですが、このテクニックは思ったよりもはるかに簡単だったのでPhotoshop初心者の方にもおすすめです。
ちなみに別のPhotoshopテクニックをまとめた記事はこちら。
Photoshopで被写界深度合成を試してみた
ステップ1 同じ構図で近景・中景・後景にピントを合わせた写真をそれぞれ撮影
撮影する時に、構図を決めますよね。構図が決まったら、全く同じ構図で3枚写真を撮ります。
そのため、基本的には三脚を使いましょう。カメラが動かないように固定できるならそれでもいいです。
その3枚の写真ですが、それぞれピントの合う位置を近景・中景・後景とずらします。
つまり、近景にピントが合ってる写真と中景にピントが合ってる写真と後景にピントが合ってる写真の3枚を用意しましょう。
今回は前回の記事で紹介した写真を使用します。
まずは前景にピントが合った1枚。ここでは画面手前の岩にピントを合わせています。
次に中景。ここでは、画面中央の岩にピントを合わせています。
最後は後景。
ステップ2 Photoshopで3枚をレイヤーとして開く
ピントをずらした3枚の写真をフォトショップでレイヤーとして開きます。
ステップ3 3枚を選択し、レイヤーの自動整列をする
レイヤーの3枚を選択し、『レイヤーを自動整列』をクリックしましょう。
編集→レイヤーの自動整列でいけます。
これで、ブレなどで若干構図にズレが生じていても揃えることができます。
下のような図が出ますが、画像をスタックにしてオッケー。
ステップ4 被写界深度合成をする
編集→レイヤーを自動合成をクリック。
下のような図が出ます。
そのまま自動設定でオッケー。
完成
後は、彩度や露出など微調整をして完成。
ものすごく簡単に手前から奥までピントが合った1枚を撮ることができます。
まとめ
めちゃくちゃ簡単な被写界深度合成。
こんなに簡単ならもっと早くからPhotoshopを使っておけばよかった。
ぼくのようにPhotoshopに苦手意識があるあなた!
簡単に出来ることがたくさんあるので、ぜひチャレンジしてみてください。