ふぉとの輪

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初めての工場夜景撮影!!必要なものや設定を紹介していくよ!!

あなたは、超望遠レンズを手にして撮りたいものは何ですか?

野鳥??

飛行機??

うんうん。どれも素晴らしい。ただ今回はそれじゃないんだなぁ。

 

今回、ぼくが撮影してきたのはズバリ『工場夜景』!!

今回はその時の様子をご紹介したいと思います。もし、ぼくのようにこれから工場夜景の撮影をされたいと思っている方のご参考になればと思います。

 

初めての工場夜景撮影だったのでドキドキしたぁ。

初めての工場夜景撮影にチャレンジしてみた話

作例だけ紹介してもいいのですが、備忘録がてらその時の設定等もご紹介できればと思います。

 

工場夜景撮影に臨む時間帯

基本的に工場は夜間も稼働しているので、時間帯はそこまで気にしなくていいと思います。

 

ただし、日が落ちて空の色が美しくなるマジックアワーの時間帯に撮影するのであれば時間帯に気をつけなければなりません。

マジックアワーの時間帯に撮影する場合は、日が落ちてからおよそ30分程度の間で撮影する必要があります。

事前に撮影するスポットを決めておき、時間に余裕をもって現地に赴くのが良さそうです。

 

今回、ぼくは真っ暗な中で工場を撮りたかったので、暗くなってから適当な時間(21時くらい)に現地に向かいました。

 

暗い中での撮影は正直怖いから苦手・・・。

 

工場夜景の撮影に必要なもの

カメラ

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まぁ、当然そうですね。カメラがないと撮れません。

工場夜景撮影となると真っ暗ななかでの撮影なので、暗所性能の高いカメラだとより撮りやすいと思います。

 

レンズ(焦点距離400mm以上の超望遠レンズがあると望ましい)

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工場には基本的に関係者以外立ち入り禁止なはずなので、基本的に離れた場所から撮影することとなります。

そのため、距離にもよりますができるだけ望遠のレンズがあると心強いです。できれば焦点距離が400mm以上ある超望遠レンズが望ましいかなと思います。

 

三脚

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これはね、絶対あった方がいいです。

最近のカメラは手振れ補正が強いものが多く、中には手持ちでいけるという方もいるかもしれませんが、やはり三脚を持っていくことをおすすめします。

 

暗い場所での撮影となるので、できるだけ光を取り込んで適正な露出にする必要があります。写真を明るくするための方法として一般的には3つの方法が考えられます。

 

1つ目がF値を下げること。

ただ、ぼくはできるだけ工場の細かい描写をしたいのとウニウニした光条を出したいので、F値は10から18程度で設定します。

そのため、写真を明るくするためにF値を下げるということはできません。

 

2つ目がISO感度を高めること。

ただし、ISO感度を高くしすぎるとザラザラとしたノイズが多い低画質の写真になってしまうので注意が必要です。

これは、カメラの暗所性能によってどれくらいノイズが出るかは変わるのではっきりと言えませんが、ぼくはISO感度の上限は3200で撮影しました。

 

3つ目がシャッタースピードを遅くすること

シャッタースピードを遅くすることで光を取り入れることができます。ただし、シャッタースピードを遅くするということは手ぶれしやすい状況。

そこで必要なのが三脚です。

三脚でカメラを固定して撮影することで、シャッタースピードを遅くしてもぶれないようにします。

ただ、あまりにシャッタースピードを遅くするとそれはそれでノイズが発生するのでその辺はISO感度とのバランスを考えての撮影となります。

 

やっぱり三脚があるとできることが増えるね!!

 

作例及び設定の紹介

ここからは作例を基に当時の設定を紹介していきます。

初めの試みだったので作例がへたくそなのはご勘弁。これから工場夜景をする方の参考になれば幸いです。

また、今回の作例はぼくの好みに合わせてレタッチしています。全て同じようなレタッチになっているので単純に焦点距離の違い等を比較されてください。

ちなみに今回の被写体との距離は川1つ隔てている程度なので、せいぜい100mから200m程度の比較的近距離からの撮影となりました。

 

全部似た感じになってしまっていますがご容赦ください・・・。

 

作例1 超望遠ズームレンズを使っての撮影

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SONYα7RⅢ TAMRON150-500 F5‐6.7

これは超望遠レンズを使用しての作例です。

それでは設定のご紹介。

  • 焦点距離:150mm
  • F値:F10
  • ISO感度:1250
  • シャッタースピード:1.3秒

F値を10位まで上げるとウニウニとした光条が出ますね。

あとはそのF値で適正な露出になるようにISO感度とシャッタースピードを調整します。

 

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SONYα7RⅢ TAMRON150-500 F5‐6.7

これも同じく超望遠レンズを使用しての作例。

  • 焦点距離:325mm
  • F値:F10
  • ISO感度:1250
  • シャッタースピード:1.3秒

焦点距離だけを変更させての1枚。

この作例が良いかどうかは別として、超望遠ズームレンズを持っていると遠い場所からでも撮影できることに加えて、ズーム機能を用いて工場の1部分を切り抜くことができるというのもメリットの1つとなります。

 

やっぱり超望遠レンズを持っておくと心強いです。

 

中望遠単焦点レンズを使っての作例

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SONY α7RⅢ FE135mmf1.8GM

続いては中望遠単焦点レンズを使っての1枚。中望遠といいますが、今回は被写体との距離が比較的近かったため使えたと考えてよさそうです。

設定は以下の通り。

  • 焦点距離:135mm
  • F値:F9
  • ISO感度:1250
  • シャッタースピード:0.8秒

ぼくは先述したようにウニウニした光条を出すためにF値は高く設定するので、単焦点レンズの明るさはメリットとなりません。

 

ただし、単焦点レンズにもメリットはあります。

それはズームレンズよりも解像感が高いということ。

 

もちろん、レンズにもよりますが一般的にズームレンズと単焦点レンズを比較すると単焦点レンズの方が高解像で撮影できるとされています。

今回撮影に使ったズームレンズとこの単焦点レンズを比較しても同じことが言えました。

工場撮影などは細かいパイプなどを精細に写したいので、その点においては単焦点レンズが有利です。

焦点距離がバチっとハマりさえすれば、単焦点レンズを用いるのも手かもしれませんが、初めてその場所で撮影する場合はやはりズームレンズがあった方が安心できそうです。

 

焦点距離の問題さえクリアできるなら単焦点は最強。

 

標準ズームレンズを用いての作例

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SONYα7RⅢ TAMRON28‐75 F2.8

最後は標準ズームレンズを用いた際の作例です。

被写体との距離が近ければ標準域のレンズでも活用できます。

  • 焦点距離:75mm
  • F値:F8
  • ISO感度:100
  • シャッタースピード:10秒

この作例では、シャッタースピードをこれまでよりも遅くして煙の流れる様子を撮影しました。

これは標準ズームレンズでなくてもできるのですが、望遠レンズよりも写る範囲が広いので煙の流れを広い範囲に写すことができました。

 

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SONYα7RⅢ TAMRON28‐75 F2.8
  • 焦点距離:75mm
  • F値:F8
  • ISO感度:400
  • シャッタースピード:1.6秒

また、このように前景に別の被写体を入れて撮影することができるのも標準域のレンズのメリットかもしれません。

画角が広いため工場以外の何かを構図に入れやすいので、単なる工場夜景ではなく少し変化をつけることができます。

 

意外と標準域のレンズも面白い!!

 

まとめ

いかがでしたか??

初めての工場夜景撮影でしたが、とても楽しく撮影することができました。

 

北九州はたくさんの撮影スポットがあります!!

今回は1カ所しか回れなかったので、次回は違う場所で撮影してまたお知らせできればと思います。