2月から3月にかけて撮りたいものと言えば、そう『梅』。
まだ、春が訪れたとは言えないような時期に花を咲かせる貴重な被写体ですね。
もうほとんどシーズンも終わりかけていますが、場所によってはまだきれいな所もあるかもしれません。
ぼくも例にもれず梅の花を撮りたいと思い、初めて撮影してきたわけですが、これが予想以上に難しい。そりゃあもう、歴史的大惨敗だったわけですよ。
なんでだろう?と考えるうちにいくつか思い当たることがりましたので、ぼくの感じた梅の撮影をする際の難しい理由をまとめてみました。
ぼくなりの初心者の方向け撮影のポイントも一緒にまとめているので、これから撮りに行く方の参考になれば幸いです。
あくまでぼく個人の考えなので、おおらかな目で見てもらえると幸いです。
梅の写真を撮ってきて感じた難しい理由
理由1.枝がガチャガチャしている
ぼくが感じた一番の理由はコレ。
梅の花って枝がすっごいガチャガチャしていて背景の整理が難しい。
写真撮っていて『背景が騒がしい』って言葉をよく耳にするけど、梅を撮るとその言葉の意味が分かる気がします。
それじゃどうすんの?
って話になるわけですが、さすがに枝を切るわけにはいきません。
枝が騒がしいならできるだけ枝が入らないような構図で撮影するというのが1つの方法かと思います。
上の写真は、背景に他の枝が入らないように構図を整理してみました。
できるだけ枝を入れないことで、全体的にすっきりとした1枚になったかと思います。
梅の花は枝が多いうえに色んな方向に伸びています。
そんな枝が構図に入らないようにするには、様々な角度から眺めて構図を試してみることが重要になるかと思います。
枝を効果的に構図に落とし込むことはぼくには難しかったです・・・。
理由2.花が白いうえに小さく存在感が薄い
梅の花を撮ってて思ったこと。それは、『花、小さっっっ!!』ということ。梅の花小さいんですよね。こんなに小さかったっけ?って思うくらい。
さらに、小さいだけでなく白い。
小さいうえに白いので花の存在感が弱い。
しかも先述のように、枝はガチャガチャして主張が強いので花の存在感がさらに弱まるんですよね。
この点を解決するためにぼくが考えたのは次の2点。
まず、1点目に色に関してですが、これはどうしようもないのでできるだけ色づきが良いものを選びます。
梅の種類によっては淡いピンク色の花をつけているものもあるので、できるだけそのようなものを選びます。
その場合、当日に初めて現地の梅を見るとなると、全ての梅が白いというリスクもありますので事前の下調べをおすすめします。
ご近所なら下見をしておいたり、遠方ならネットで雰囲気をつかんでおくのもいいですね。
2点目は前ボケを活用して視線を花にもっていくことで花に存在感を出すということ。
この写真は前ボケを意識して撮りました。
枝がうるさいのはぼくの技術不足ですが、前ボケを活用することでスッと視線がピントの合っている個所(花)にもっていかれることが実感できるかと思います。
前ボケは最近意識し始めて、まだまだ勉強中です。
梅の写真撮影が難しい理由のまとめ
つまり、ぼくの感じた梅の撮影の難しい理由は以下の2点。
- 枝がガチャガチャして背景がうるさくなる
- 花が白いうえに小さく存在感が薄くなる
そのための解決策としては以下の3点。
- できるだけ背景に枝を入れない
- 色づきが良い花を選ぶ
- 前ボケを活用して視線を花に誘導する
また、今回は散り際であったということもあり、木全体を写した写真を撮影することができませんでした。
満開であればもっと全体を写した写真を撮り、おそらくそこでも難しさを感じていたのだと思いますが、今回はそんな撮影ができなかったので来年の楽しみにしておきたいと思います。
なかなか難しい被写体ですが、だからこそ満足のいく1枚を撮れた時の達成感はすごそうです。
ぼくは、まだまだそこまでの1枚は撮れなかったので、これからもチャレンジしていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
梅の撮影に関して、コメント欄やはてなブックマークにてアドバイスしていただけると嬉しいのでどんどんお待ちしています!!