【家族撮影記】当たり前の生活が幸せということ
今年の夏に息子が入院しました。
この写真はその入院生活を終えて家に帰ってきた(正確には妻の実家)息子が久しぶりにゆっくり昼寝しているところです。
今年の夏。息子が40度を超える熱を出しました。
熱を出すと毎回40度まで熱が上がるのですが、今回はいつもと違う様子が見られました。
それは、一瞬ビクン!と手を大きく震わせ、その後号泣をする姿です。
今までの様子とは明らかに違ったため痙攣かと思い、病院へ。
その時は痙攣と思われるものが一瞬だったため本当に痙攣だったのか分からず坐薬をもらって帰宅。
しかし、坐薬を入れても熱は下がりませんでした。そして、一瞬の痙攣の頻度も多くなりました。
やっぱりおかしいと思いもう一度、小児科に連れて行って診てもらおうと予約の電話をかけたその時でした。
またしても一瞬の痙攣を起こした直後、ビクビク!っと全身を激しく痙攣させる息子。目は白眼になり泣き声も出ない。
妻が息子の名前を叫び、体を横に倒し、抱きかかえる。
その様子をみてぼくは、救急車しかないと判断し、小児科の予約の電話を切り救急車を呼びました。
病院に着き、診てもらうとおそらく熱性痙攣だろうという診断。
しばらく安静にしてれば、この日のうちに帰宅できるとのこと。心配なら入院してもいいと説明をうけました。
しかし、どうしても嫌な感じがして仕方ありませんでした。
子どもの様子がいつもと違う、、、。
何が違うのかはっきりと分かりませんでしたが、どうしても違和感をぬぐいさることができませんでした。
そして、案の定。
病院のベッドで2度目の発作。
何人もの先生達に囲まれる息子。激しい痙攣。妻の目から涙が溢れ、ぼくは自分の涙をこらえながら妻の背中をさするので精一杯でした。
痙攣はおさまったもののぐったりとする息子。
泣き声が聞こえないのが逆に心配になりました。
そこから、色々な検査がありました。
脳波、血液、心拍、呼吸機。
息子の小さな手に繋がれるたくさんのコード。
1歳半にもならない小さな体に何が起こっているのか、、、。
ぼく達は不安でたまりませんでした。
当然、入院することに。
病院には1人しか付き添えず、息子の精神状況と夜に寝るためには妻が一緒でないと寝られないとのことから、お腹の大きい妻が付き添うことになりました。
結局、5日間入院し、息子は無事に退院することができました。
この期間、息子とずっと一緒にいた妻は、本当に不安だったことと思います。
それでも、弱音を吐かず最後まで息子に付き添ってくれた妻に感謝すると同時に母親の強さを感じました。
そして、最後まで丁寧に見てくださった病院の先生方や看護師の皆さんに本当に感謝しています。
今の生活は
息子は今、元気に毎日を過ごしています。
イタズラもたくさんするし、悪いことをして怒られることもあります。下の写真はオムツを黙々とばらまく息子の後ろ姿です(笑)
でも、こんな当たり前の生活が本当に幸せなことだということに改めて気付かされました。
この幸せに感謝をし、日々生きていきたいと思います。
最後に・・・
大切な人に何かあった時、迷わず救急車を呼ぶことが一番だと思います。
熱性痙攣は救急車を呼ぶ必要がないものと言われることもありますが、ぼくは呼んで良かったと思います。
こんな状況になった時、冷静に対応しましょうとよく言われますが、まず無理です。
気は動転するし、今までにないくらい焦ります。
そんな時に冷静でいられる人なんてなかなかいないと思います。
だからこそ、救急車を呼び、大切な人の安全を守ると同時に自分自身に落ち着きを取り戻すことが大切なのだとぼくは思います。
なんだか、今回は重たい話になってしまいましたね(^^;)
でも、ぼくの中で絶対に忘れてはいけないことだし、日々の生活を大切にしようと思えたことなので書いてみました。
みなさんも今、目の前にある小さな幸せを大切にしてください。
そして、その幸せを写真に残していきましょう!
それではみなさん、たくさんの幸せを残せるような良いカメラライフを!!