ふぉとの輪

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遠近感を意識して写真を撮ってみた話

最近少しずつ意識し始めたのが構図。

多分、写真を始めて風景などを撮り始めるとみんな構図のことが気になってくるんじゃないでしょうか?

 

その中でも特に、遠近感というのは表現できるようになりたい!!

そんなことを思ったので、遠近感を意識して先日撮影に行ってきましたので紹介したいと思います。

遠近感を意識して写真を撮ってきた

遠近感を出すためにはいくつかの方法があります。ただ、ぼくはいっぺんにたくさんの要素を考えて撮るのは難しいので、1つのことに絞って撮ってきました。

前景・中景・後景を意識した構図で撮る

今回、ぼくが意識したのは前景・中景・後景を意識した写真を撮ること。

ぼくの写真を振り返ってみると前景が無い写真多く、漫然としているものを量産していたので、今回はその中でも特に前景を意識した写真を撮りたいと思います。

写真1.前景が大きすぎて失敗

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まずは1枚目。

これでもかというほど前景を強調しています。意識が高くてえらい

 

ただ、前景大きすぎだよね・・・。これじゃ、中景・後景がよく分からない。というか無い。

中景・後景が無いことで遠近感が出ていませんね。

 

中景・後景も意識することの重要性が分かりました。でもとりあえず、前景は意識できているので一つ進歩ということにしといてください。

2枚目.前景・中景・後景が近すぎて失敗

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この写真は前景が3艘の船。中景がその後ろに写る複数の船。で、後景が橋ってイメージで撮りました。

これは一応、前景・中景・後景はあります。でも、なんかギュッと詰まって見えて遠近感を感じません。

 

むしろ圧縮してるような…。確か、この写真は焦点距離50mmくらいで撮ったと思います。

 

ちなみに、一般的に奥行きを出したいなら広角のレンズの方がいいと言われています。逆に望遠になると背景をギュッと圧縮して、遠近感が損なわれやすいと言われます。

 

今回はこれ以上広く写してしまうと構図に入れたく無いものまで入ってしまい、ロケーションの条件から、これ以上近づくことも出来なかったので50mmで撮ってみました。

 

それにしても、もっと前景・中景・後景を離して境目をはっきりさせると遠近感が出たのだろうか?分からないけどとにかく構図の中に詰め込みすぎたかなという感じ。

3枚目.前景に致命的なミス

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これが1番遠近感を出せた1枚!

やったー!!おめでとう!!!

と喜びたいところだけど、誰が見ても致命的な箇所が…。

そう。

 

前景中央!!

 

ここでの前景は船で、絶対それが目立たないとダメだろ⁈

どうした⁈どうしたオレ!!

前景のしかも中央の1番目立つ場所になんか紐を結びつけるやつが来てんじゃん!!

 

これも、狙ってるんならいいんですよ。この部分がカッコよく感じて目立たせたいというなら。

 

でも、ぼくの場合はそうじゃないんですよ。あくまでも目立たせたかったのは船

せめて、もう少し下まで写して結ばれてる暇が全部見えたら良かったのかな。

 

やはり前景はなんでもいいというわけではありません。自分が何を見せたいのか明確になるように決める必要があります。 

4枚目.反省点を改善させた1枚

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ということで、先ほどの写真の反省を意識して撮った1枚。

どうだろう?なんか3枚目の方が遠近感は感じる。

 

多分それは前景のインパクト。先ほどの写真は良くも悪くもまず視線が前景中央に持っていかれました。

 

今回は若干引いて撮ったため、前景が若干弱い感じがします

 

もう少し船に寄れば良かった…。そうすれば船が強調されて前景がパッと目に飛び込んでくることで、遠近感が出せた気がする。

遠近感を意識して写真を撮ってみて分かったこと

前景・中景・後景と言っても単純にそれらを配置すればいいわけではないんですね。

画面の中でそれぞれがどのように配置されるかによって、写真の見え方は変わってくることを学びました。

 

具体的には以下の通り。

  • 前景が大きければ良いわけではない
  • 前景・中景・後景の境目をはっきりさせること
  • 前景に何を配置するかによって写真の主題が変わる

これらのことはこれからの課題とする必要がありそうです。

 

特に2点目の前景・中景・後景の距離感というのは、撮っててかなり難しく感じたのでスキルアップが必要だと感じました。

 

このように撮影のテーマを決めて練習してみると面白いし、いろんな発見がありますね。自分ができるようになったこと、できないことを整理して少しずつスキルを上げていきたいなぁと思います。