世の中には良い変態と悪い変態がいる。
悪い変態とは、周囲を不快にさせ迷惑をかける存在である。
では、良い変態とはどのようなものだろうか?
それは、独自の信念を貫き、周囲をワクワクさせる存在である。
『カメラ界の変態』と称されるSIGMAというメーカーは、紛れもなく後者である。
変態!!SIGMA!
ここにいらっしゃる皆さんは、SIGMAというメーカーを当然ご存知でしょう。
このメーカー、言わずもがな変態である。
15キロを超える鈍器を持ち出して『コレはレンズです。』と言ってみたり、ズームレンズにも関わらず、24-35mmという2倍ズームという衝撃的な焦点距離のズームレンズを開発してみせたりと、まさに控えめに言っても変態である。
そのSIGMAが、2019年10月にまたしてもやってくれました。
ぼくたちをワクワクさせるカメラの販売を開始したのです。
世界最小レンズ交換式フルサイズミラーレス『SIGMA fp』登場!!
それがこいつだ。その名もSIGMA fp。
今回はこのカメラの魅力に迫ってみたいと思います。
レンズ交換式カメラで世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス
このカメラの最大の特徴は何と言ってもそのサイズ感。
ボディ単体でその重さ、370g。軽っ!小さっ!!
このカメラ、コンデジではない。レンズ交換式のミラーレスカメラである。しかも、フルサイズ。
私の持っているα7RⅢはボディ単体で重さが572gなので、その差200g。
カメラが370gって…。
えげつなく軽い。まさに変態の真骨頂。
Lマウントレンズという魅力
SIGMA fpのレンズマウントはLマウント。SIGMA、Panasonic、Leicaが共同して作られたマウントです。
マウントコンバータを介すことでかなりの数のレンズを使用することができます。そのレンズ群も個性的なものも多く、かなり魅力的。
このカメラのコンセプトの1つにもあるように拡張性の高さは素晴らしいし、使ってみたいレンズもたくさんある。
映像を撮るカメラ
このカメラのことを調べていくうちに感じたことがあります。
それは、『このカメラは単なる写真を撮るカメラではなくて、映像を撮るカメラ』であるということ。
写真というのは映像の一部だと思います。映像の中には動画であったり、もしくは動画と静止画を組み合わせたものであったりと様々な種類がある。
ぼくは基本的に写真を撮るためにカメラを使用するので、写真以外の機能に関しては詳しくないしよく分からないけど、それでもこのカメラが動画等も含めた撮影をすることにも考慮されたカメラだということが分かりました。
動画を撮る機能を備えたカメラは多数存在しているが、ここまで本格的に機能を備えているカメラは少ないのではないだろうか。
まぁ、動画のことは全然分からないのでなんとも言えないけど…。間違ってたらごめんなさい。
ただ、個人的にはこれから動画を始めるという気はないけど、それでも魅力的に感じてしまったのは間違いない。
特に、画像と映像のハイブリッドなGIFアニメーションであるCinemagraph機能はとても気になる存在です。よく分からないけど、画像の一部が動き続ける独特な映像をカメラ内で撮れるというのである。
素直に面白そう。少し動画撮影にも興味が出てきてしまった。
…沼が広がるから本当にやめてほしい。
まとめ
このカメラは、やはり個性的なカメラだ。
世界最小・最軽量のフルサイズミラーレス。
静止画・動画といった映像を本格的に撮る。
さすが変態メーカーSIGMAである。
だが、そこにはSIGMAというメーカーのゆるぎない信念があり、そのコンセプトのもとに開発されたということが充分に伝わってくる。
そして、ぼくはこういう信念とかこだわりがあるメーカーは大好きだ。…買う買わないは別として。
なんかプロフェッショナルを感じる。
このSIGMAというメーカーには、これからも変態でいて欲しい。
いつかレンズ買います。