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紫陽花は2度おいしい!!終わりかけの紫陽花撮影とレタッチの話

みなさんお久しぶりです。ちゅうです。
最近、忙しい&体調不良というダブルパンチをくらっていてなかなかブログを更新できずにいましたが、ようやく少しずつ記事を更新できそうです。

そんなこんなで、写欲も減衰気味だったのですが久しぶりに撮影してきました。

終わりかけの紫陽花撮影に行ってきた!!

α7RⅢ FE135mm f1.8 GM(以下同様)

みなさんは紫陽花は好きですか?ぼくは大好きです。
というのも紫陽花って2度おいしい。
見ごろと言われる時期にとるのもいいですが、紫陽花って枯れ始めもなんだかステキじゃないですか?

今日はまったりと枯れかけの紫陽花の撮影記をご紹介していきながらレタッチで意識したことをお伝えできればと思います。

 

しっとりとした雰囲気を出すための明瞭度と露出と彩度

終わりかけの紫陽花って、なんだかしっとりした雰囲気。みずみずしいというよりもちょっと渇いた感じのイメージ。
自然とレタッチでも明瞭度を上げてコントラストをつけてしまいます。その分、彩度は抑え気味に。

個人的には何となくアンダー気味のイメージだったので、背景はできるだけ暗めにしました。これは、レイヤーを重ねたりフィルターを使うのではなく、全体のシャドウを下げることで紫陽花と背景の露出が解離せず、自然に見えるように意識しました。

 

青を意識した色

今回のレタッチでは青を意識して色を調整しました。
ぼくが紫陽花のレタッチをしていていつも気を遣うのが緑。緑をどう扱うかによって雰囲気が変わります。今回は緑を少し青みがかった緑に近づけました。
また、lightroomのカラーグレーティングでシャドウに少し青を加えることで全体の色味を青っぽくし、しっとりとした雰囲気に仕上げています。

ちなみにみずみずしく爽やかにしたい時は、緑を少し黄色に寄せます。こんな感じ。

紫陽花は色鮮やかでかわいらしい花びらもステキですが、大きな葉も特徴です。この葉をどう扱うかによって写真の雰囲気も変わってくると思います。
もちろん色もそうですが、構図的にも葉は非常に重要な役割を果たすと思うので、色々と工夫してみると面白いです。

 

枯れ始めを狙って撮る

まぁ、実際に現地に行ったら分かりますが完全に枯れてしまったものを撮るのはなかなか難しい。イメージがしっかりあってうまく撮れればいいですが、難易度は高め。
そこで、おすすめなのが枯れ始めの紫陽花を狙うこと。
上の写真でも前ボケで使った手前の2つの紫陽花はかなり枯れていて、色もきれいではありませんでしたが、一番後ろの紫陽花はちょうど良い枯れ具合だったので狙ってみました。

ほどほどに枯れてる感じの花を選ぶと、花びらの形も保たれて色もそこそこ残っているのでおススメです!!

 

まとめ

意外と紫陽花は見頃を終えてからも撮りがいのある被写体です。枯れ始めの美しさが日本の侘び寂びにも通じるように感じるのはぼくだけでしょうか??

とにかく、見頃に撮ってよし、枯れ始めに撮ってよしの2度おいしい被写体なので、みなさんもピークを終えた今だからこそ、改めて紫陽花を撮ってみてはいかがでしょうか?