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単焦点レンズとは??そのメリット・デメリットをまとめてみたよ!!

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カメラを始めて悩むのはレンズ選び。

『せっかく高価なカメラを買ったのだから、いろんなレンズを試してみたい』

と思うのはみんな同じはず。

 

調べていくうちにどうやらレンズは大きく分けて2種類あることを知ります。それが、『ズームレンズ』『単焦点レンズ』

 

『ズーム』という言葉は生活の中で広く使われているものなので、ズームレンズがどのようなものかはイメージがつきやすいと思います。

 

では、単焦点レンズは?正直ぼくはカメラ始めたての頃は何のことだかさっぱりでした。

 

そこで今回は、カメラを始めたばかりの方でも分かりやすいように、単焦点レンズとは何かということを紹介していきたいと思います。

単焦点レンズとはどのようなレンズか

単焦点レンズとは、一言でいうと『ズームができないレンズ』です。

 

つまり、被写体を大きく写したいなら自分自身が被写体に近づかないといけないし、逆に小さく写したいのであれば自身が被写体から離れて調整しなければなりません。

 

これだけ聞くと扱いづらそうですよね?でも、単焦点レンズはデメリットばかりではありません。むしろメリットも多く単焦点レンズしか使わないという人もいるくらい。

 

ここからは、単焦点レンズのメリットデメリットを紹介していきます。

単焦点レンズのメリットとは

F値の小さい(明るい)レンズが多い

単焦点レンズのメリットの1つとして、F値の小さい(明るいレンズ)が多いことがあげられます。

 

ズームレンズでは、明るくても F2.8というのが多いかと思いますが、単焦点レンズだと F1.8やさらに明るい F1.4なども珍しくありません。レンズによってはもっと明るいレンズも存在します。

 

これは、ズーム機能がない分レンズの作りをシンプルにすることによりたくさんの光を集められるためです。つまりF値が小さいほど光を取り込めるということですね。

 

それでは、 F値の小さいレンズだとどのようなメリットがあるのでしょうか?ぼくの考えるのは以下の2点です。

 

背景をボケを大きくすることができる

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F値の小さいレンズは背景がボケやすい

カメラを始めるにあたり誰もが憧れる背景ボケ。ぼくもそうでした。背景をボカした写真を撮りたくてカメラを始めたといっても過言ではありません。 

 

F値の小さいレンズだとより大きく背景をボカすことができます。ボケには焦点距離や被写体と背景の距離感なども関係しますが、基本的にF値が小さいレンズほどボケやすいと思っておいていいです。

 

暗い場面でも速いシャッタースピードで撮れる

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暗い場面も手持ちで撮れる(状況によるが・・・)

カメラは基本的に暗い場面が苦手です。光を取り込むことができないので、できるだけ長い時間シャッターを開いて光を取り入れようとします。

 

しかし、先ほども述べましたが、F値が小さいということはより多くの光を取り込めるということになります。

 

多くの光を取り込めるということは、暗い場面でも光を取り込みやすいということです。

 

つまり、F値が小さいことで光を取り込みやすいということは、その分シャッタースピードを短くして撮ることができるということです。

 

シャッター時間が長い分ブレる(いわゆる手振れ)する可能性が高くなるので、F値の小さな単焦点レンズはF値の大きなレンズと比べて暗い場面での撮影が得意と言えるので、夜の撮影に活躍できるかと思います。

確実なのは三脚を使って撮ることですけどね。

一般的にズームレンズに比べて画質が良い

単焦点レンズはズームが出来ない分、一般的にズームレンズよりも画質が良いと言われています。(もちろん、レンズによって異なります。)

 

写真を趣味にすると、画質にこだわりたくなります。

 

画面の周辺が流れてないか、細かい所まで精細に写せているかなど隅々まで気になってきてしまう方もいます。

 

そんな画質に妥協したくない方にとっては単焦点レンズは必須だと思います。

単焦点レンズのデメリット

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次に単焦点レンズのデメリットも確認しておきましょう。メリットとデメリットを知ることはレンズ選びの参考になるかと思います。

 

ぼくの考える単焦点レンズのデメリットは2点です。これらのデメリットを理解して単焦点レンズを扱えると、撮影の際にも役立つと思います。

画角を変えられない

やはり単焦点レンズのデメリットは画角が変えられないこと。ズーム出来ないので常に同じ画角で撮影しなければなりません。

 

自分が移動することで画角を調整することはできますが、場所によってはその場から動けないこともあります。

その為、構図の制限が生じる可能性があるのが大きなデメリットかと思います。

風景を撮る時とかはズームレンズが便利だと感じます。

 瞬発力がない

これは先ほどの画角を変えられないことから来るのですが、単焦点レンズだとパッと撮りたい時に画角の制約上撮れないことがあります。

 

例えば、瞬間的にシャッターチャンスが訪れてカメラを構えても、単焦点レンズだと『もうちょっと望遠(もしくは広角)で撮りたい!!』と思った時に不便。

 

ズームレンズだとその場で画角の調整ができるので、パッと構図を決めて撮れますが、単焦点レンズだとちょうど良い距離感になる場所までポジション取る必要があります。

 

しかし、その時には既にシャッターチャンスを逃してしまったなんてこともあり得ます。

 

瞬間的にカメラを構えて撮るのはズームレンズの方が優れていると思います。

単焦点レンズを付けてて、シャッターチャンスを逃して悔しい思いをしたこともしばしば・・・。

単焦点レンズは初心者上達に有効と聞くが?

これは、おそらく前述の不便さを解決するために試行錯誤することで、撮影の視点が広がるということと、焦点距離が固定されていることにより焦点距離の感覚が身につくという理由からではないでしょうか?

 

ズームレンズだから上達しないとか、単焦点レンズで撮れば必ず上達するという話ではないと思います。

 

単焦点レンズを使うにしてもズームレンズを使うにしても、自分がどのように撮りたいかというイメージを持ってそのイメージに近づけるための試行錯誤が上達への道なんだとぼくは思ってます。

単焦点レンズについてのまとめ

いかがだったでしょうか?

 

単焦点レンズは焦点距離が固定されていて、確かに不便さを感じることもありますがそれを補うほどの魅力もあります。

 

単焦点レンズについて購入を悩まれている方は、まずはご自身がどんな写真を撮りたいのかということをしっかりと明確にして、それに合う1本を見つけていただければと思います。