ふぉとの輪

写真を通してあなたとつながる

10年ぶりの友人との再会

先日、久しぶりに二人の友人と会った。ここでは、名前を出せないので、AとBで話を進める。
この二人は大学時代の友人で、いっつも三人でダラダラと過ごした。今思えばその時間がとても贅沢で、貴重な時間だったように思う。ぼくの人生において確実になくてはならない時間だった。
くだらないことで笑ったし、時には将来や勉学について熱い話もした。二人は僕にとっては数少ない気のおけない大切な友達だ。

 

Aは実家生だったので、自然と僕かBの家に集まることになるんだけど、ほとんどBの家にたむろしてたな。。。まぁ、僕の家が汚すぎて入れなかったってのもあるんだけど。。。
特に用事もないのに学校終わりにBの家に向かって歩いていた。彼の部屋のチャイムを鳴らし、ぼくが「ただいまー。」とふざけて言ったら、先に来てたAが「おかえりー。」と迎えてくれたのはいい思い出。Bも笑って「俺んちや!!」って出迎えてくれたな。
そんなこんなで、一週間自分の家で寝なかったこともあった。朝帰って、シャワー浴びて学校行って、Bの家で過ごす。当たり前のように思えていた日々。当たり前のようにAやBと過ごす時間。

写真は適当です。意味はありません。。。

事のきっかけは、Bからの一本の電話。
「もしもし!ちゅう?○月○日(土)に仕事の関係で近くに行くからAの家に泊まるんだけど、何時頃に来れそう?」
来れる?ではなく来れること前提で集合時間の相談。あとあと話を聞くと、
「これくらい強引でないと、集まれんやろ?」
とのこと。確かに。

これくらいはっきり言ってくれた方がこっちも行こうかなと思える。そして、これくらい強引にでも会おうと思ってくれた友人の存在がなんだか嬉しかった。

そんな二人に会うのは本当に久しぶりで、およそ10年ぶりぐらいの再会。最後に会ったのは、Aの結婚式。だからゆっくり三人で会うのは大学卒業以来だ。
正直、会う前は少し緊張もしていた。もちろん二人に会えるのはすごく嬉しいし、楽しみでもあったけど会えなかった時間が長すぎる。

そうやって迎えた当日。不思議なもので、久しぶりだというのに会った瞬間、まるで昨日も会っていたような感覚。不安なんて本当にあったのかという位あっという間に消え失せた。
話題を探すこともなく自然と会話が溢れる。次から次へと溢れてくるくだらない話。大学時代の思い出。現在の仕事の話。家族の話。
10年前と同じようにぼくたちはだらだらと話し、大学時代と同じような心地良い時間を過ごすことができた。
まるで、この三人だけあの頃へタイムスリップしたかのような感覚・・・ということはなく、それぞれに10年という年月を過ごしてきて、それぞれに様々な経験をしているが、三人の関係性だけはあの頃のままという感じ。
そんな友達をもてたぼくは幸せだと言える。

ぼくはこれまであまり友達と積極的に会おうとはしてこなかった。
もちろん、会いたいという気持ちはあるが、家族や仕事の同僚など現在のぼくと関わりの多い人たちを優先させていたような気がする。正直に言うと、家族とだけ楽しく過ごせればいいかなと思っていた節もある。
でも、今回改めて10年ぶりに友達と会い、話をしたことでやっぱり友達っていいなと感じた。
家族と過ごす時間とは違う意味でリラックスできたし、何よりもとても楽しかった。AとBそれぞれの話を聞くことでぼく自身すごく刺激を受けたし、ぼくも頑張ろうという気持ちになった。
やっぱり人に会うということは大切だ。人を大切にするということは大切だ。

ぼくには、一緒にいなくても励まし合い支え合える友達がいる。
その事実がぼくに勇気をくれる。
さぁ、今日も一日頑張ろう。
そして、またいつか一緒に飲もう。生涯の友よ。